Google口コミはMEOだけでなく、SEOにも影響している?
はじめに 〜 Googleマップだけじゃない。口コミは“検索結果そのもの”にも効く。
多くの医院が「口コミはGoogleマップ(MEO)対策には必要だ」と理解しています。
しかし、それだけでは片手落ちです。
Google口コミは、実は「通常の検索順位(SEO)」にも影響を与えていることをご存知でしょうか?
この記事では、Google公式の見解や最新アルゴリズムの動向をもとに、なぜ口コミがSEOにまで関与しているのかを、事実に基づいて解説します。
1. Googleの検索結果には“レビューの影響”が組み込まれている
2021年以降、Googleはコアアップデートやレビューアップデートを通じて、「ユーザー評価(口コミ)」の信頼性を検索結果に反映させるようになっていると考えられます。
公式なドキュメントでは明言されていませんが、Googleの以下のような発表があります。
- 「経験に基づいた情報(Experience)」を評価軸に追加(E-E-A-T)
- 実際のユーザーによるフィードバックを重視
- レビュー・評価のコンテンツが“信頼性指標”になる
これらは、Googleビジネスプロフィールの口コミも“コンテンツの一部”として検索エンジンが解析対象にしていることを意味します。
2. ローカルパック(地図枠)+オーガニック順位は“相互連動”している
Google検索で「地名+治療名(例:駅前 インプラント)」などと調べると、上部に地図表示(ローカルパック)が出てきます。
このローカルパックに表示されている医院が、オーガニック検索(自然検索)にも上位表示されるケースが増えてきました。
これはGoogleが「ユーザーが実際に評価している医院は、地図でも自然検索でも信頼に値する」と判断しているからでしょう。
つまり、ローカル上位=SEO上位に間接的につながっているといえます。
3. 口コミに含まれる語句が“検索キーワード”として機能する
口コミに以下のようなキーワードが含まれていると、その語句と一致する検索ワードにおいて、医院が上位表示されやすくなる傾向があります。
- 「矯正が丁寧で安心」
- 「親知らずの抜歯が痛くなかった」
- 「ホワイトニングで自然な白さに」
Googleは口コミの内容をAIで解析し、「医院がどう評価されているか」を検索インデックスに組み込んでいます。
このため、実際の患者の言葉=SEO上の“強力なキーワード”になっていると考えられます。
4. 競合医院との差をつける「非リンクに代わる評価軸」
外部リンク(被リンク)は今もSEOにおいて大切ですが、医療・歯科領域ではリンクを集めにくいジャンルです。
その中でGoogleは、“他者からの客観的評価”を代替指標として口コミを重視する傾向を強めています。
同じような内容・構造・キーワードのホームページを持つ医院同士なら──
「口コミが集まっている医院」がSEOでも勝つ時代が到来していると言えるでしょう。
5. まとめ 〜 口コミはMEOだけでなく“SEOの補助エンジン”になっている
- Google口コミは単なる評価ではなく、“コンテンツ”としてSEOに反映される
- 口コミの件数・質・語句が、検索キーワードと結びついて評価を高める
- ローカル検索と自然検索は、今や“連動性”がある
- SEOを強くしたいなら、口コミを意識的に増やすのが最も現実的な戦略
医院の“生きた声”であるGoogle口コミは、検索順位全体に効いています。
SEOを頑張るなら、MEOやWebサイトだけでなく、「口コミの質と量」も忘れず育てていきましょう。


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